連立合同式
整数の性質の問題で,
「aを整数とする。a+2は4の倍数、a+3は7の倍数であるとき,a+10が28の倍数であることを示せ。」
という問題を量産したい。
「a+pはmの倍数,a+qはnの倍数であるとき,a+rがmnの倍数であることを示せ。」
と置くことができるが,
m,nが互いに素であれば、p,qにどのような数を選んでもrを0以上mn未満の整数からただ1つ決めることができる。
いわゆる「中国人の剰余の定理」である。
ざっくり言えば,互いに素である2つの法m,nによる余りを使ってタグ付けすると,mn通りの数を分類できるという話だ。
まぁ、数をmn個並べて余りを出しておいてそこから選べばいいよね。